SHINE. (ページ12)

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「はぁ、」

緊張感から解かれて、韓国に来て何度目か分からない溜息が漏れた

GR「大丈夫?」

「はい、なんとか」

GR「いろんなことが目まぐるしく変わってるものね
それと、ジョンハンのこと?」

「え、また顔に出てました?」

GR「あんな態度とられたら誰だって意識しなくても緊張するわよ」

ギュリさんの言う通り、あの綺麗な顔があんなに歪む理由は他でもない私
あぁ、やっぱりみんな同じ顔をするんだなって思ったのも事実だ
態度に出していなくても、受け入れられていない人が過半数を占めていることは空気感で何となく感じた

GR「年長者だから、グループを想う気持ちが強いのよ」

「そうだと思います。長年一緒にいるからこそ、家族なんだと思いますし」

GR「それは日本の事務所も同じ?」

「同じまでとはいきませんけど、仲間を想う気持ちは強いです
それに、日本でいた事務所はもっと過酷でしたから」

男社会で15年も生きていると、あれくらいの嫌悪感は何度も経験してきた
心が弱いから、まだ慣れないけど

「けど私が頑張る理由って、認められたいからっていうわけじゃないって言うか
アイドルを目指す意味はそうじゃないって言うか」

GR「どういうこと?」

「私は、きらきら光るアイドルになりたいんです」

GR「きらきら光る、」

「あ、や、ちょっと意味不明なのは自分でも分かってるんですけど」

これをしょっぴーに言ったら、頭沸いてるのかって言われてしばらく口をきかなかったことを思い出した

けどこれが一番しっくりくる表現だと思ってて

「死ぬまで、ステージできらきら光る人でありたいんです」

GR「...いいじゃない。私は好きよ、そういうの
なら韓国(ここ)でまた新しいあなたの光を掴まないとね」

「...はい!」

GR「じゃ、早速始めましょうか!」

今日、この瞬間から

また新しい光を見つけるんだ