SHINE. (ページ7)

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ースンチョル sideー

「まさかそれで私の加入が?」

SC「決まったわけです。もちろん、事務所とメンバーと何回も話し合いを重ねました」

元々くりっとした目から本当に目玉が飛び出そうになっていて、思わず笑いそうになってしまった

“上田「ほら、これが私のおすすめの子」”

スマホに映る少女は今よりも幼い顔で、体格も全然違う男の子たちの中
まばゆいほどの光を放っていた

ジャニーズJrの新城Aさん。俺と同い年
既に15年以上の経歴を経て、今日ここへやって来た

こっちのメンバーもそうだが、本人もすんなり引き受けてくれると思っていなかった
でも、実物はここにいる
顔が綺麗な、普通の女の子のようだけど、そのポテンシャルは計り知れない

社長「この話を聞いたのは昨日だと聞きました」

「はい」

おいまじか

それでここ来るこの子度胸ありすぎないか

社長「正式なデビューは9月ですが、それまでにグループに馴染むことと
グループ内の所属チームを決めないといけません
今日から約2週間はこちらで生活してもらうことになりますが...」

「え、はい」

驚いた顔してる。きっとこのことも聞かされずに来たんだろう

HS「大丈夫、ですか?」

ホシが恐る恐るといった感じで彼女に聞いた

「正直...あの人達に振り回されるのは慣れてますから」

SC「っ...」

「逆にこんな私にまだチャンスがあるのかと思うと、そっちの方が戸惑ってます
まだきっと私を受け入れてくださらない人もいると思います」

それでも、私はここで頑張るために今日までアイドルをしていたのかもしれませんね

社長「明日には他のメンバーに会います。ここに居る間は、事務所に併設している部屋で過ごしてもらいますので、今日はそこでゆっくり休んでください」

「はい、ありがとうございます。よろしくお願いします」

荷物を持った彼女が出て行った瞬間、いいと言われてないけどソファーに座り込んだ

WZ「ヒョン、大丈夫?」

SC「あ?あぁ」

HS「明日までにメンバーにまた説明しないとね」

WZ「一番はあのヒョンだけど...どうにかするしかないか」

SC「そうだな、」

ここまで事を進めてしまった以上、自分達も頑張らなければならない
だから、慣れていると言ってニコッと笑った彼女に顔を赤らめている場合じゃないんだけどな...

SC「(こりゃとんでもない選択したな)」