SHINE. (ページ33)

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深澤「お前、今までどこで何してた」

ジャニーさんの家族葬が終わった
式の前にふっかに手を掴まれて、何事かと人がわらわら集まってくる騒ぎになってしまって
血相を変えた滝沢くんが後で話をできるように別室を取ってくれた

SixTONESとSnow Manに囲まれている中、心なしかみんな泣きそうな顔してて

「...色々あって、みんなとは別で仕事してたんだ」

森本「その仕事ってなに?俺達には言えない仕事?」

「まだ周りには言えない。みんなだってそう言う仕事あるでしょ?」

渡辺「そりゃあるけどさ、何日も連絡つかない、挙句家にも事務所にもいないなんて誰だって心配するだろ」

「それは、ごめん」

思っていたよりもみんなが心配してくれてて、だから泣きそうな顔なんだって思ったら心が痛んだ

田中「とりあえず無事で良かった」

向井「ほんまやで。後で丈とかにも声かけたってや、えらい心配してたから」

「そうだね。携帯壊れたまんまだったから、ちゃんと連絡する」

高地「今年入って換えたばっかだったろ?」

「多分家で酔って投げて壊れたんだと思う」

高地「はぁ...」

それで連絡つかなかったなんて...って高地が頭抱えてる

韓国に行く前はこの光景が当たり前で、知らない環境に数週間いただけなのに安心する

ただ、あと少し
9月にはもう、この人達を自分で手放すかと思うと、きゅーと胸が締め付けられるような感覚になる
別に私の物じゃないのに。一緒に居た時間が長いからこそ残酷

そろそろ解散しろーって滝沢くんが来て、その場は解散することになった

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「あれ、大我?」

少し事務所に寄ってマンションに帰ると、エントランスのソファーに見慣れた茶髪

「どうしたの急に」

京本「いや、みんないたからそんな話せなかったし
絶対家で一人で泣くと思ったから」

「なんで、」

告別式でも、みんなと話している時でも
泣きそうなのを我慢して、絶対バレてないと思ってたのに

京本「言ったじゃん、俺一人にしないって。決めたことくらい守れるし
何年Aと一緒に居ると思ってんの」

「大我、」

京本「聞きたいこといーっぱいあるけど、今日は聞かない」

「っ...」

京本「泣き止むまで、今日はずっといるから」

その一言で、無意識のうちに頬を涙がつたった