お隣さんはイケメン君達。 (ページ37)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:143,284 hit

ズルイあたし百一日目―２ページ37

ホテルに戻り、お互い着替えた。

JD『A～…………』

ドア越しから、ジョンデが話しかけてきた。

JD『この後……ご飯いかない？近くに美味しイタリアンがあるみたいなの…………どうかな……？』

『(ガチャ)……イタリアン大好き(笑)』

JD『(ドキッ)…………』

ドアの前で立ち止まるジョンデ。

『ジョンデ……？』

ずっと変わらないキミの笑顔に僕は、ドキドキしてしまう。

『(のぞき込み)……ジョンデ～……(笑)』

そう言って、僕のほっぺを引っ張りまた笑顔を見せた。

『ジョンデヤ～……(笑)どうしたの～(笑)いつもの笑顔見せてよ～(笑)』

イタズラみたいなキミも、屈託の無い姿を見せるキミも…………全部全部……大好きで。

ずっと……ずっと……キミのそばで僕も一緒に笑っていたいんだ。

JD『…………A？』

僕は……キミをギュッと抱きしめ…………

JD『………………結婚しよう』

『……ジョンデ？』

JD『……僕は……Aと家族になりたいんだ(笑)ずっと……キミの笑顔をそばで見ていたいんだ……』

ジョンデがポケットから小さい箱を出した。

JD『まだ…………小さいけど(笑)一目見た時に、絶対Aに似合うと思ったんだ……』

箱を開けると、キレイな石が光っていた。

JD『…………A？』

けど…………けどね？

JD『…………A？』

………………………左手が出せない。

……………………ジョンデの顔がゆがんでいく。

JD『……泣かないの(笑)』

ジョンデがもう一度、あたしをギュッと抱きしめた。

JD『……急がなかいよ。ゆっくり考えて？Aが…………幸せになる方法を……』

ゆっくり顔をあげると、ジョンデの笑顔が見えた。

ジョンデは……ホントに優しい。

そこが大好きで……大好きで…………忘れられなかったのに…………なのに…………

どうして…………？

どうして………………あなたを思い出してしまうの？

あたしは…………ホントに…………最低だ。

JD『ふふふ(笑)さっ、イタリアン食べに行こうか！A、パスタすきでしょ？(笑)』

『…………うん』

JD『今日は、美味しいもの食べて、いっぱい笑いあおうね(笑)』

ジョンデは…………ホントにイイ人だ。

きっと、ジョンデと一緒になったら、楽しいよね？

でも………………心の片隅には、あなたの笑顔を思い浮かべてしまうんだ…………。