PIECE617 ページ50
____________時は経て、
今日は、
A"18歳"の誕生日
「いよいよ.....か....」
父は寂しげにそう呟く。
娘のお祝いだというのに、
なにがそうさせるのか。
「そうね。あの子も18になるのね。」
ヤン「A..なんていうかな.....」
母とヤンも、
どこか心配そうだ。
すると、
だがな....
「あいつも知る権利がある。」
父はそう話す。
____________数時間後、
あれ....？
(ヤン.....今日は迎え遅いなぁ....)
いつもは夕暮れ時に、
ヤンが隣町まで迎えにくる手筈だ。
ううむ....
しょうがない、
『今日は一人で帰るか！』
よいしょ...と、
Aは腰をあげる。
そうしていると、
聞こえる....
住民の声。
「「天竜人だぁー！！！」」
「天竜人が、
民家を燃やしている！」
.....？
『天竜人？』
天竜人っていえば、
世界貴族とかっていう......
ふと、
煙の出ている方向を見れば
ハッ....、
『そんな....』
Aは、
目の色を変える。
ゾク...
(うちのある方角だ.....)
気づくが早いか、
バッ、
Aは、
走り出した。
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作者名：ペンペン2
| 作成日時：2018年8月25日 14時
