PIECE429 ページ8
くそがァ！！
スパンダム「この俺様をバカにしやがって！！！」
バコッ....
ドンッ！！
容赦ない蹴りが、
Aを襲い続ける。
カク「......」
カリファ「貴方、顔に出てるわよ。」
カク「おぬしこそな。」
どういう気持ちで、
どういう表情をしているかなんて。
互いの顔さえ見なくとも、
その答えは簡単だった。
"殺してやりたい"
そうして、
バコッ....
「っ....」
Aの意識がもう途絶えようとしていた。
だが、
スパンダム「くそ女がッ....」
と、一向に止める気配の無いスパンダム。
すると、
ルッチ「長官」
スパンダム「なんだ！」
大して変わらぬ表情で
ルッチが呼び止める。
ルッチ「これ以上傷をつけたら言い訳が立ちませんので....」
くっ...
スパンダム「こんな女！」
構わず足を振り下ろそうとする、
だが、
ギラッ.....
スパンダム「う、....」
鋭い猛攻が、スパンダムを襲う。
ルッチ「政府からの指令は”無傷”とのことです」
....チッ
スパンダム「コイツは幽閉しとけ！
この件が済んだらゆっくりいたぶってやる、ワハハハ！！！」
ルッチ「...」
スパンダム「どうせおまえなんぞ政府に渡すのなんていつだっていいんだ。
ゆっくりいたぶって、怪我が治った頃に渡しゃいい.....」
ハハハ....
ス...
Aに触れようとしたその時、
気のせいだろうか
ルッチ「長官」
スパンダム「ひぃっ....」
薄れゆく意識の中で確かに
ガルルル....
野獣の声がした。
(ああ.....そういえば豹さん元気かなぁ？)
ルッチ(急ぎましょう)
(は、あ、....ああ。)
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作者名：ペンペン2
| 作成日時：2018年4月4日 21時
