記憶喪失女の数奇な人生 part10 -ONE PIECE- (ページ27)

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PIECE448 ページ27

ザァー....

天気良し、

風良し、

出航にこれほど良い日は無いだろう。

スゥ、

『なんだか寂しいなぁ....』

長く滞在しているためか、

思い出深くなったウォーターセブン。

新しい船....

新しい仲間....

これほど心改まることはない。

だがしかし、

心残りが一つ。

"おれと決闘しろォ！！！！"

.....はぁ

『ウソップさん...』

会いに行きたい気持ちを抑え、

Aは昨夜のゾロの言葉を思い出す。

____________船長が威厳を失った一味は必ず崩壊する...！！

それは、

ウソップが帰ってくるという噂を聞いてのことだった。

『そんな.....』

ナミ「....待ってよゾロ、それは帰って来てから言いたいだけ言えば....

ゾロ「俺たちがやってんのはガキの海賊ごっこじゃねぇんだぞ！！！」

"ウソップの第一声が深い謝罪であればよし、それ以外ならもう奴に帰る場所はない"

『......』

(ウソップさん...早く来て.....)

既に少し離れてしまった港を、

Aはハラハラと見つめる。

ウソップはもう.....

と、誰もが落胆しかけた

その時、

岸から聞こえる、

嘘つきの声。

ウソップ「「「ごめーーーん！！」」」

ふふふっ....

(おかえりなさい)