記憶喪失女の数奇な人生 part10 -ONE PIECE- (ページ18)

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PIECE439 ページ18

アイスバーグ「俺は今.....奇跡を見てる。」

メリーの状態を知っているからこそ、

アイスバーグはそう話す。

ルフィ「.......」

そんな彼の言葉を、

ルフィは黙って見守る。

アイスバーグ「長年船大工をやっているが.....俺はこんなにすごい海賊船を見たことがない。

見事な生き様だった。」

.......

『メリー.....』

思わずAはメリーを見つめる。

"だった"

その言いようから、

一味の皆が最期を悟った。

そして、

ルフィ「わかった」

遂に別れが訪れる。

ボウッ....

伝う炎は、

じわじわとメリーを襲う。

ボソ....

ルフィ「ウソップはいなくて良かったかもな.....あいつがこんなの耐えられるわけねェ...」

メラメラと燃えゆく炎を見ながら、

ルフィは呟く。

だが、

ウソップ「決別の時は来る.....男の別れだ。涙のひとつもあってはいけない。"彼"にも覚悟はできている。」

そげキングに扮したウソップはそう答えた。

しかしながら、

その仮面の下から溢れているものは

まぎれもない"涙"

想いは、

ぐずっ.....

ポロッ...

皆同じ。