PIECE433 ページ12
久しく感じるその姿は、
強い敵と戦ったであろう、無数の切り傷。
(怪我....してる.....)
......
「ゾロさん...私..ごめんなさ..」
何か言わなきゃ、
と口を開くも。
ぐいっ、
ぎゅっ
抱きしめられ、
言葉を止められる。
(ゾロさん....)
込められた力が
全てを物語っていた。
......
ゾロ「許してやる....許してやるから...もうあんな思いさせんな。」
ぎゅぅ....
「.......」
その声が弱々しくて、
彼らしくなくって、
「......はい」
ぎゅ、
Aは抱きしめることしかできなかった。
____________それから、
眠っていたこの数時間で、
事態が大きく変わってことをAは知る。
一つ目は、
ルッチ以外のCP9を倒して海楼石の鍵を手に入れたこと。
二つ目は、
ついに"バスターコール"が発動したこと。
「.....そうですか」
ぐ....
(カクさん......)
CP9と言う言葉を聞いて、
思い浮かぶ恩人の顔。
さらにはバスターコールまで.....
はっ、
それじゃあ.....
「いまロビンさんは....？」
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作者名：ペンペン2
| 作成日時：2018年4月4日 21時
