PIECE393 ページ21
カク「なん...じゃと....？」
あまりの言葉に
カクは勿論、皆驚きを隠しきれない。
だが、
『....っ...』
どこか泣きそうな顔で。
彼らを揺さぶる言葉で。
ハッキリと、
嘘偽りのない表情で、
Aはそう答えたのだから。
もう、
信じざるを得なかった。
....はっ
ブルーノ「これでも我々を憎まないと？どこまでも甘い奴だ。」
あまりの答えに
ブルーノが冷たく言い放つも、
どこかその声に張りはない。
それもそのはず、
想いは皆同じだった。
カク「A....」
くっ....
カク(.......)
いっそ嫌いだと、
憎んでいると、
そう言ってくれたら。
どれだけ楽にだっただろう。
だがそれでも、
(.....)
暖かいご飯....
髪を触る優しい手つき....
楽しい会話...
そして、
真新しいドレスに素敵な靴。
Aは、
彼等と過ごした時間を思い浮かべながら、
『私は....あなたたちが好きなんです。』
真っ直ぐ、
彼等へ向けて言い放つ。
それを間近で見たカクは、
ぐいっ....
カク「....っ...」
帽子で顔を覆い隠す。
その表情は、
見なくても分かるように
悲愴なものだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1292人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菅原芽衣(プロフ) - 辞めるつもりは無いと言っていますけど何かがあって辛くなったら無理しないでいつでもやめてください！精神的に書くの参っちゃう時があると思います（？）ので！！頑張ってください (2023年4月4日 20時) (
レス) @page38 id: 5f14a1ce7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペンペン2
| 作成日時：2017年3月18日 19時
