PIECE388 ページ16
カリファside
タッタッタ...
スタッ....
カリファ「珍しいわね。貴方が任務でのことを他人に話すなんて。」
移動中、
ふとカリファがルッチに話しかける。
いつもなら大抵無視
あるいは軽く吐き捨てられるのだが、
今日は少し違った。
ふん.....
ルッチ「奴らは消した、支障はない。」
珍しく、
それらしき返事が返ってきたのだ。
まさかのことに、
一瞬目を向くが、
カリファ「.....ふぅん」
明らかに何か言いたげな模様。
ルッチ「なんだ。」
カリファ「本当にそうかしら。」
ルッチ「なにが言いたい。」
ギラ....
徐々に彼の声から苛立ちを感じる。
しかし、
さすがに長年の付き合いのせいか、慣れたものだ。
カリファは気にせず続けた。
カリファ「私だって少し妬いたもの。だから貴方だって....ねぇ。」
妬いたとは、
もちろんA・リーのこと。
私たちは麦わらの一味といるAを直接見た。
あの場にいたAは....
とても楽しそうに笑っていた。
私たちといた時とは違って。
カリファ(......)
当たり前なはずなのに、
やはりどこか彼女に執着する自分がいた。
それは、
”私”だけではないだろう。
カク「.....」
”でも....貴方のことは不思議と嫌いじゃないです”
ブルーノ「....」
”あ....ありがとうございました。おいしかったです。”
ルッチ「......」
”豹さん....あったかいです......”
しかし、
ルッチ「俺がそんなもので取り乱すとでも？」
全く表情を変えず、
ルッチはサラリと言ってのけた。
カリファ「それもそうね....」
だが、
カリファ(嘘つきね.....)
偽物のその言動に、
気づかないはずがなかった。
チラ....
カク「......」
カリファ(カク....貴方は正直ね。)
きっと他の人には分からないだろう。
私たちが今、
どんな気持ちでいるか。
どんな気持ちでこの街を走るか....なんて。
きっと、
私たちだけにしか、分からない。
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菅原芽衣(プロフ) - 辞めるつもりは無いと言っていますけど何かがあって辛くなったら無理しないでいつでもやめてください！精神的に書くの参っちゃう時があると思います（？）ので！！頑張ってください (2023年4月4日 20時) (
レス) @page38 id: 5f14a1ce7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンペン2
| 作成日時：2017年3月18日 19時
