バッドタイミング ページ29
可愛い弟たちを守るために、彼らを大学に連れて行くのはもうやめよう
普通に生活していればきっとソヨンちゃんに会うことはない。そのうちこの話題は忘れ去られるはず
そう思っていたのに
人生は甘くないらしい
『あれ？Aちゃん
偶然だね、こんなところで』
「あー…うん、ほんと偶然、はは」
いつも通り近所のスーパーで買い物をしているときに、ソヨンちゃんと遭遇
あたしの両隣には“この人誰？”と首を傾げるジョンインとセフン
どうしてこんなに間が悪いの…
『お家この近くなの？』
「うん…まぁ」
質問はあたしにしてるけど
視線は彼らに釘付け
『ねぇ
この人たちって、もしかして例の？』
「…そうだね」
『わ〜 噂通りのイケメン
はじめまして。Aちゃんの友達のイ・ソヨンです』
うん？
あたしたちって、いつ友達になったんだろう
『前に、Aちゃんが大学の図書館でイケメン2人と一緒にいたって噂になってたんです。だから私も会ってみたいなぁって。ふふ、こんなに格好良いなんてびっくり！』
「噂…」
「大丈夫。大したことないから心配しないで」
目を丸くしたジョンインの背中をポンポンと叩く
『ところで
今日は一緒にお買い物？』
「……」
彼らが新たに家族になった人たちだということは話していない
友達、ということにしている
ジョンインやセフンにはそのことを説明してないけど…上手く誤魔化せるだろうか
『見たところ、晩ご飯のメニューって感じだけど
Aちゃんがみんなの分も作ってあげてるの？』
「あぁ…それは…
今日 あたしの家に友達集めてご飯食べることになって。ね？」
無表情のセフンに笑いかける
お願い
適当に頷いて
「……」
「そうなんです。俺たちが無理を言って、Aヌナがご飯を作ってくれることになったんです」
ニコッと笑って応えるジョンイン
ありがとう
本当にありがとう
『へぇ〜 楽しそう！私も行きたいなぁ』
「え」
それはちょっと
いや、
かなり困る
ソヨンちゃんが家に来たら、あたしたちの関係がバレてしまうかもしれない
そうなれば
その後どうなるかなんて…恐ろしくて想像したくもない
『今日の晩ご飯、私も参加しちゃダメかな？』
「あー…」
どうしよう
何か上手な断り方は？
考えて
考えて
考えないと
何か
「嫌です」
『え？』
「あ」
「おい、セフナ」
「どうして他人と食事しなきゃいけないんですか。嫌ですよ」
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みっちゃん(プロフ) - レモンさんいつもお疲れ様です（ ; ; ）いつも作品読ませていただいてます。今回の作品も本当に大好きです！！！これからも活動頑張ってください！！応援してます！ (2020年3月29日 23時) (
レス) id: b9bee3a82b (このIDを非表示/違反報告)
NATZU - 更新ありがとうございます！セフン良かったですね！親すごいムカついたけどスカッとしました。次も頑張ってください、応援しています！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: d9ea95abc6 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - 楽しみに連載待ってます！応援してます！ (2019年5月17日 21時) (レス) id: 4ca93bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります(o^^o)のろのろですが更新頑張ります！ (2019年5月8日 18時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ - 読んでてすごい面白いです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます笑 (2019年4月27日 23時) (レス) id: e0c9fa60e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年4月27日 14時
