愛とは難しいもの ページ23
「セフナ
そういうこと言うときは気をつけなきゃいけないよ」
「？」
「あのね、女の子は
セフンみたいな格好良い子に“君に関心がある”なんて言われたら、好きって告白されたと思っちゃうから」
「……」
「難しいかもしれないけど、人の心っていうのは 自分に都合の良いように捉える傾向があって」
「好きですよ」
「へ…」
「俺、Aヌナのこと好きです」
「……」
まったく、この子は
わかってやってるんだかそうじゃないんだか
末恐ろしい
「好きだから、大事だと思うから関心があるんです。違いますか？」
「いや…違わないんだけど。ただ、」
「“好き”にも種類があるんだよ」
「あ、ジョンイナ」
よかった
人の細かな感情を知ってる人が来た
「種類…？」
「家族への好きって気持ちと、異性に向けての好きって気持ちは違う」
「ヌナは家族だけど異性です」
「それはそうなんだけど
恋愛って家族愛とは違うんだよ」
「何が違うんですか？」
「…それは」
「何だろうねぇ。改めて考えると難しい」
どちらも愛であることに違いは無いし
大切にしたい
守ってあげたい
何でもしてあげたい
その感情も共通していると思う
「んー…
ドキドキするかしないか、かな？」
「あぁ」
「相手を異性として意識してると、こうやって顔を近づけるとドキドキするのよ。
セフンはあたしがこうしても何とも思わないでしょ？」
綺麗な顔をじっと見つめて近づく
「…そうですね。たぶん」
「だから、それは家族愛。家族としてあたしを大切に思ってくれてるってこと」
「なるほど」
「ありがとね、セフナ
好きって言ってくれて嬉しい」
髪を撫でると頬を緩ませる
あたしの可愛い弟
「ヒョンはどうなんです？」
「は？」
「ヌナのこと好きですよね。それは家族愛ですか？恋愛感情ですか？」
「……」
「ヌナと目が合ったらドキドキしますか？」
セフンの素朴な疑問
あたしも一緒に考えてみたけれど
まさかジョンインがあたしに対して恋愛感情なんて…そんなのあり得ない
優しくて情に厚い彼だから、誰にでも親切なだけで
「……」
あたしに特別な感情は
「……」
無い、よね
「……」
「…あの
ジョンイナ、」
無言でこちらを見つめる
その視線は
熱を含んでいるように思えるけど
まさか、ね
そんなわけ
「俺は」
「……」
「自分を救ってくれたヌナのことが大切だし
この先、ヌナを守っていきたい
そう思ってる」
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みっちゃん(プロフ) - レモンさんいつもお疲れ様です（ ; ; ）いつも作品読ませていただいてます。今回の作品も本当に大好きです！！！これからも活動頑張ってください！！応援してます！ (2020年3月29日 23時) (
レス) id: b9bee3a82b (このIDを非表示/違反報告)
NATZU - 更新ありがとうございます！セフン良かったですね！親すごいムカついたけどスカッとしました。次も頑張ってください、応援しています！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: d9ea95abc6 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - 楽しみに連載待ってます！応援してます！ (2019年5月17日 21時) (レス) id: 4ca93bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります(o^^o)のろのろですが更新頑張ります！ (2019年5月8日 18時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ - 読んでてすごい面白いです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます笑 (2019年4月27日 23時) (レス) id: e0c9fa60e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年4月27日 14時
