張り切ってます ページ4
白いシャツと綺麗目なパンツを取り出して着替えさせる
その間に靴を吟味
革靴だときっちりキメすぎかな？
あんまり堅苦しいと緊張しちゃうかもしれないから…うん。スニーカーにしよう
「ヌナ」
「着替え終わった？
おお！いいね！格好良いよセフナ
ちゃんとしてるとモデルさんみたい」
「……」
「靴はこれ履いてね」
「はい」
「髪の毛はあたしがやってあげる」
ボサボサな髪を手で整えるとすぐ綺麗になった
意外と髪の毛サラサラだな…何も気を遣っていないだろうに。羨ましい
「よし！完成。
これなら問題無し」
「……」
「何か気に入らない？変える？」
「いえ。服装とか、見た目に気を遣ったこと無かったなと思って」
「あー…なるほど」
そういうのって誰かに教えてもらうというよりも、人との関わりの中で徐々に感じ取って身につけていくものな気がする
人付き合いも
感じ取る力も
セフンにはきっと欠けていたのだろう
「大丈夫！」
「え？」
「どんなこともあたしが教えてあげる。わかんないことは調べれば良い。ジョンインもいるし、何とかなる」
「…はい」
「心配？頼りない？」
「張り切ってるなぁと思って」
「あ…うざい？」
セフンとあたしの温度差に気づく
“姉”としてセフンに何かしてあげたい気持ちが強くて、1人で盛り上がってしまった
「ごめん。ちょっと静かにします」
「…俺 何も言ってませんよ」
「ん？」
「うざくないです。ただ…面白いなって」
「面白い？あたし」
「はい」
「セフンにもそういう感情があるのね」
面白いことをしたつもりはないから、喜んで良いのかどうか微妙だけど
セフンの心が少しでも動くなら嬉しい
「おっと。そうだ、時間！
そろそろ出発しようか」
「はい」
いよいよセフンのお母さんとご対面
ドキドキしてきた
ーーーーー
ーーーー
ーーー
「こんにちは。初めまして、チャン・Aと申します」
『初めまして。施設長のパクです。
お母様にはいつもお世話になっております』
この前お母さんに電話で話を聞いたら
昔から縁あってこの施設へ寄付を続けているらしく、つまらなそうな顔をしてるセフンを見つけて引き取ることにしたそうだ
偶然なのか
運命なのか
親の顔も知らずに施設で育った彼が
今、あたしの隣に座ってぼんやり外を眺めている
「懐かしい？」
「…まぁ。ここを出てからまだそんなに経ってないですけどね」
「あは、確かに」
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みっちゃん(プロフ) - レモンさんいつもお疲れ様です（ ; ; ）いつも作品読ませていただいてます。今回の作品も本当に大好きです！！！これからも活動頑張ってください！！応援してます！ (2020年3月29日 23時) (
レス) id: b9bee3a82b (このIDを非表示/違反報告)
NATZU - 更新ありがとうございます！セフン良かったですね！親すごいムカついたけどスカッとしました。次も頑張ってください、応援しています！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: d9ea95abc6 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - 楽しみに連載待ってます！応援してます！ (2019年5月17日 21時) (レス) id: 4ca93bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります(o^^o)のろのろですが更新頑張ります！ (2019年5月8日 18時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ - 読んでてすごい面白いです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます笑 (2019年4月27日 23時) (レス) id: e0c9fa60e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年4月27日 14時
