変化 ページ12
セフンの口から“大切な人”という言葉が出て来たことに驚いたらしいジョンイン
目を見開いて固まっている
「お前…ほんと、急激に変わったな」
「はい。自覚あります」
「…まぁ
悪いことではないか」
「ありがとうございます」
「え、」
「俺の変化を認めてくれたんですよね？だからお礼を」
「…何だよ。調子狂う」
「俺だってそうです。
でも、この方がAヌナが喜ぶから」
「……」
2人が何かを話した後にあたしの方を見たので
とりあえず微笑んでおいた
「ヌナ」
「ん？」
「俺たちが仲良くなったら嬉しいですか？」
「もちろん！」
「じゃあヒョンって呼びます」
「…単純だな、お前」
「あははっ」
淡々と話すセフン
若干呆れ顔のジョンイン
本物の兄弟の戯れ合いみたいな微笑ましい光景
傷を抱えた彼らだけど、こんな風に穏やかな日々が続けば良いな
.
.
.
そんなことを思っていたある日
『お嬢さん
ちょっと良いかな』
「え…」
買い物からの帰り
家の前で1人の男性に声を掛けられた
スウェット姿で
お酒とタバコの匂いがする
間違いない
ベッキョンさんのお父さんだ
『この家に君と同世代くらいの男はいるかい？』
「…いますけど」
『ビョン・ベッキョンという名前じゃないか？
俺の息子なんだ』
やっぱりそうだ
でも
どうして急に？
『恥ずかしい話だが、しばらく前に息子が家出してね。
最近この辺りで似たような背格好の男を見たものだから、探しに来たんだ』
「そう…なんですね」
『ベッキョンは今家にいるかな？』
「…えっと、」
“親父に会いに行ったり過去のことを聞いたり。
そういうのは絶対にするな”
ベッキョンさんはああ言ってたし、きっとあたしに関わってほしくないのだろう
今回はあたしが悪いわけじゃなく、向こうから訪ねて来たのだから仕方ない
不可抗力ってやつだ
ただ
気になるのは
ベッキョンさんがお父さんに会いたいのかどうか、ということ
家出をした理由も
あの日 お父さんから逃げて隠れた理由も
ベッキョンさんのことは何もわからない
…どうするのが正解だろうか
『君に迷惑はかけない。あいつを連れて来てくれるだけで良いんだ』
「あの…
今日は、どのようなご用で」
「父さん」
『ん？
おう。ベッキョナ』
2人を会わせるべきかどうか悩んでいたら
扉が開いて
ベッキョンさんが
こちらへ一歩一歩近づいて来た
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みっちゃん(プロフ) - レモンさんいつもお疲れ様です（ ; ; ）いつも作品読ませていただいてます。今回の作品も本当に大好きです！！！これからも活動頑張ってください！！応援してます！ (2020年3月29日 23時) (
レス) id: b9bee3a82b (このIDを非表示/違反報告)
NATZU - 更新ありがとうございます！セフン良かったですね！親すごいムカついたけどスカッとしました。次も頑張ってください、応援しています！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: d9ea95abc6 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - 楽しみに連載待ってます！応援してます！ (2019年5月17日 21時) (レス) id: 4ca93bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります(o^^o)のろのろですが更新頑張ります！ (2019年5月8日 18時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ - 読んでてすごい面白いです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます笑 (2019年4月27日 23時) (レス) id: e0c9fa60e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年4月27日 14時
