黙ってれば ページ13
ジョンインくんを見送ってから しばらく猫たちと遊んでいると、あっという間に出発の時間
残りの2人はまだ起きて来ない
「うーん…」
ベッキョンさんは朝ご飯はいらないって言ってたけど、結局多めに用意しちゃった
まぁ
食べたかったら食べるよね。残ってたらあたしが夜にでも食べれば良いし
セフンくんに関しては、何も言わないと食べようともしないだろうと思ったので置き手紙を残すことに
《 セフンくんへ
簡単だけど朝ご飯を用意しました。よかったら、温めてから食べてね 》
うざい？
頼んでもないのにこんなことをしたら
キモがられるだろうか
「……」
いっか
それはそれで
キモいおばさんになろう
「ボム、ヤン
行ってきます」
にゃー
にゃー
可愛い2匹に見送られながら家を出た
ーーーー
ーーー
『おはよ〜』
「おはよ、ナリ
また徹夜したの？」
『えー なんでわかったの？クマはメイクで隠してきたのに』
「なんとなくね。疲れた顔してる」
『さすがA。あたしのことなら何でもわかっちゃうのね』
ケラケラ笑う明るい子
ナリは高校時代からの友達だ
『あ
彼、またAのこと見てるよ』
「え？
あぁ…」
“彼”というのは
同じ学科にいるだけで、特に絡みの無い男の子のこと
なぜかわからないけど
最近よくあたしのことを見ているらしい
『やっぱりAのことが好きなんじゃないの？』
「違うって。ほぼ喋ったことないもん」
『Aは美人だから、黙ってればモテるよぉ』
「何それ。全然嬉しくない」
『え？なんで？』
「喋ったらアウトってことでしょ？」
『そうじゃなくて〜
男って守りたくなるような女の子が好きでしょ？でも、Aは何でも自分で出来てしっかりしてるから』
「……」
『あ、来た』
「ん？」
ナリの視線を追うと
噂の“彼”がすぐ近くにいた
『おはよ』
「え…おはよう、ございます」
『はは、警戒してるね』
「……」
『気づいてた？
俺がAちゃんのこと見てるの』
『あれだけ熱烈な視線を送ってれば気づくよ〜』
『そっかそっか。露骨すぎたかな』
あたしは、あなたの視線よりも
そんなあなたを見て闘争心をメラメラ燃やしてるあの子の方が気になる…
『Aちゃん』
「…はい」
『今度 俺とデートしてくれない？』
「え？」
『食事だけでも良いからさ』
「あたしと食事しても楽しくないと思うけど。喋ったらアウトな女だし」
『？』
『あはは！』
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レモン(プロフ) - NATZUさん» コメントありがとうございます！私も早く打ち解けさせたいなぁと思ってます(笑)まだ暗い話題が多いですが、楽しくわいわい出来るように更新頑張ります！ (2019年2月23日 10時) (
レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
NATZU - 更新ありがとうございます！面白くていつも楽しく読ませてもらってます。あとの2人とも早く打ち解けられるといいなー(o>ω<o)応援してます、頑張ってください！ (2019年2月19日 4時) (レス) id: ab77782770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2018年1月26日 6時
