みんな、私の話を聞いてください (ページ33)

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ミンジ「Aちゃーん、起きれる？
できたわよ～」

あ、寝てしまってた
時間を見ると20分ほど寝てたみたい

「すいません、ありがとうございます」

目の前にある鏡を見ると、久しぶりに化粧した自分が映っている

いやぁ、やっぱりプロのメイクさんにやってもらうと全然仕上がりが違うなぁ

ミンジ「せっかくだし髪も軽く巻いといたから
ほんとは服も気に入らないけど、まあ今日は仕方ないわね」

「いやいや、ほんとにありがとうございます
じゃあ私、ここにずっと居るのもなんですし、裏に行って雑用してきます」

ミンジ「わかったわ
せっかく巻いてあげた髪の毛ボサボサにしないようにしてね」

「はーーい」

舞台裏に行くとサイン会が始まっているのが見えた
メンバーたちが楽しそうにペンたちとおしゃべりしながらサインしている

メンバーもペンも楽しそうで、こうやって見てるとこっちまで微笑ましい気持ちになってくる

スタッフ「すいません、誰かサインペンの予備何本か持ってきてくれますかー？」

ちょうどチャニョルとぎょんちゃんの間に立っていたスタッフさんがこちらに向かって声をかける

あ、これか
自分の横にあった机から何本かサインペンを抜いて、スタッフさんに渡すために舞台に出て行く

舞台に出て行くとメンバーたちの名前を呼んだりしていたペン達の声とシャッター音が一瞬小さくなる

そして、ざわざわとしだす会場

え、なんなんだ

「はい、これで良かったですか？」

スタッフ「えっ！？あ、ありがとうございます……」

「いえ……」

裏に戻ろうと回れ右をした瞬間、サインペンをもらおうとしたぎょんちゃんと目が合う

DO「え……なんで……？」

CY「どうしたの、ギョンス……え？A！？」

しまった、今日は出てこなくてもいいって言われたのに……
うっかりしてた……