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「それで、どうかしたんですか？
まだリハまで時間あるんで楽屋でゆっくりしててくださいよ」
SE「マネージャーとコミュニケーション取りに来ました〜」
にこにこしながらこっちを見てくるマンネは、キリッとした顔から想像つかないふにゃふにゃの笑顔と誰にでも好かれる性格でメンバーだけじゃなく、いろんなスタッフさんからも可愛がられている
「いや、わざわざ来てくれなくても、電話さえしてくれれば楽屋で話せるじゃないですか……」
SE「だって、忙しいマネージャーの邪魔しちゃ悪いし
それに、楽屋だとヒョンたちにマネージャー取られちゃうじゃん」
え〜……かわいい〜……
私も他の人と同じように、このマンネだけはどうしても甘くなってしまう
まあ、もう一人の色黒マンネはちょっと生意気だし、ビーグルたちはただただうるさいしな
この目の前のマンネを可愛がってしまうのは、もはや、不可抗力である
「セフンさん、もう少ししたら確認終わるんで、先に楽屋戻っといてください
すぐに行きます」
SE「ねえねえ、そのセフンさんてやめてよ
いつもみたいに呼んでくれたらいいのに
ヒョンたちもAは仕事になるとよそよそしくなるって言ってたよ」
そりゃそうでしょうよ
ただのマネージャーがメンバーに馴れ馴れしく喋りかけてみてごらんよ
どこでどんな奴が聞いてるか分からないのに、うかつなこと出来るわけない
「わかりました
その件については検討させていただくことにします
とりあえずセフンさんは楽屋に戻ってください」
SE「……………」
え〜…………
そんなくちびる尖らして拗ねることか？？
もう5歳児やん……
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作者名：もちこ | 作成日時：2020年3月11日 16時
