記憶喪失女の数奇な人生-ONE PIECE- (ページ5)

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PIECE3 ページ5

バタン...

しばらくすると、再びおじさんが部屋に入ってきた。

ん？

『....それは？』

なにやらおじさんはお皿に入った”ナニカ”持ってきた。

「あぁ、腹減ったろう。
食いもん持ってきたぞ。果物なら食えるか？」

あ、それでですか....

でもなんかその果物....

『食べられるんですか...？』

綺麗に切ってあるその果物は

なんというか模様(?)がとてつもなく変だ。

おじさんには失礼だが、

とても美味しそうには思えない。

「あぁ、俺もそれは気になったが。まぁ、異国の果物なんだろう。」

まぁ食ってみろ、とわたしに向かって差し出す。

そ、それは先に味見しろということですね...。

さすがに出されたものを食べない訳にもいかず、

ゴク...

『では..いただきます。』

パクッ

.....ごくん。

私はその果物を口にした。

「ど、どうだ？美味いか？」

おじさんは私の顔を興味津々に伺う。

しかし、

ごめんなさいおじさん...正直これは....

『ゔぅッ.....ま、まずい.....』

今まで食べてきたなかで一番のまずさです...

私が顔を青くしながらそういうと、

「ははは、悪かったなww 違う食いもん持ってくるから待ってろ。」

バタンッ..

と、またしてもおじさんは部屋を出て行った。

おじさんは食べないんですね..

なんだか損した気分です。