契約恋愛【Ren.M】

アドリブは難しい ページ22

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You side





翔〈新しく買った服？いいじゃん〉


『この服SSサイズなの！
　 私がSSを着る日が来るなんてな〜』


翔〈そんな着飾って今日のコンセプトは？〉


『ただのアドリブ！今日は初めて
　 ドラマの再現じゃなくて普通のデートなの』





翔太とビデオ通話を介して
服を見せつける。

体重が落ちた分、ウエストも細くなって満足。




そして出かけた先は劇場だ。




彼とのデートの前に行ってみたくて。






『すいません、目黒蓮はどこですか？』


“え、もう1回お願いします”


『目黒蓮です、ここの劇団員だって聞いて。』


“目黒…あぁ！
　目白蓮の偽者のことですか”




ムカつく言い方をするもんだ。

もうすぐ出番です、と言われて席に着いた。







“あれを見て、あんなふうに僕を照らしてる”






この前言ってくれた言葉だ。
でも、声が違う…。

そしてその後出てきた彼の出番は一瞬で終わった。

刀で切られて、終わり。








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目黒 蓮見つけた







道路の向こうからやってくる目黒くんの手にはカメラ。


そして構え始めた。





『嘘、恥ずかしい…』





そう思いつつ笑顔で応える。
と、翔太から電話がかかってきた。




『何？今いいところなんだけど…！』


翔〈とにかく送ったメッセージ見ろ！！
　 話はそれからだ！！〉






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