EXILE高校 part3 (ページ8)

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School　Life＊56 ページ8

in 校舎裏☆

あ「で、話ってなに？」

本当はなにも話したくないんだけど。

(人1)「……俺たちってまだ付き合ってんの？」

その話か……。

あ「……例えそうだとしても、わたしはもう(人1)のこと好きじゃない」

(人1)「どうして？」

あ「どうして？って……わたし知ってるんだよ」

(人1)は少し戸惑ってた。だけどわたしは、素直に自分の気持ちを伝えなくちゃいけないんだ。

あ「(人1)、浮気してたでしょ」

(人1)「………そうだけど、それでも俺はAが一番だよ」

わたしは確信した。(人1)の表情で。

あ「……そんなことない。絶対に」

わたしは(人1)を睨み付けた。
(人1)は悲しそうな表情で、

(人1)「…そっか」

と言った。
あと一つ、伝えなくちゃいけないこと。

あ「それに、(人1)には失礼だけど、わたしには他に好きな人がいるの」

言えた。(人1)は「やっぱり」と言ってから

(人1)「……啓司」

と口にした。
わたしは焦った。
どうしてこいつが啓司のことを知ってるの？
どうして名前を知ってるの？

あ「………あんた、啓司のこと調べたの？」

(人1)「敬浩のことも知ってる。Aの幼なじみなんでしょ？」

あ「………だったらなに？」

(人1)はニヤリと笑い、わたしの耳元で

(人1)「諦めねぇからな……」

と言った。
これは(人1)の危険信号らしい。

(人1)は絶対に啓司と敬浩になにかする。

いつか広行さんたちにも話そう。
わたしは教室に戻った。

このやり取りを見ていたダンス部員が2人いた。