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School Life*35~啓司side~ ページ16
啓「とりあえず、付き合ってみるっつーのはどうかな」
止まれ…俺の口…っっ!!Aが因ってるじゃねぇか。
あ「啓司はそれでいいの?」
いいわけない。俺はお前のことが好きなんだから。でも、口が言うことを聞かないんだ。
啓「Aがいいなら」
こんなこと、ホントは言いたくねえよ。
これじゃあまるで、俺から離れろって言ってるのと同じじゃねえか。
あ「うん。そうする。ありがとね、啓司、敬浩。じゃ、わたし帰るね。また明日」
ほら、Aが離れてく。
俺はAが泣きそうなのを、見て見ぬふりをしたんだ。
俺は好きな人を泣かせたんだ。
啓「…敬浩…。俺…最低だ…っっ」
俺は、人目を気にせず、声を押し殺して泣いた。涙と一緒に溢れるのは、自分を恥じる思いと、Aを好きだという思いだ。
こんなにもAを好きなのに…大好きなのに、うまく伝わらない…。
最低な男だな…俺は。
敬「啓司…」
まるで俺を慰めるかのように、雨が降りはじめた。
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作者名:そのの | 作成日時:2012年8月13日 12時