注射 ページ6
片寄side
片寄『ほんならこれ持っていつもの部屋行っておいで、』
『……』
片寄『さっき確認したら今日はノブ先生やったで。……ほら、がんばろ。エレベーターまでついてったるから。』
昨日の外来の診察で検査入院が必要になってしまったA。思いがけないことだったのか、不機嫌でいうこと聞かない困ったちゃんになってしまった。
残念ながら1番の宥め役の岩さんはおらず、Aの不安もイライラも爆発寸前やろう、
何とか宥めて検査室まで行かせる。
幸いにも技師さんはAのことをよく分かってくれてるノブくん。
よかった、これが知らん人やとまたストレスやろうし……、今日の検査は造影剤使うし。
あらかじめノブくんにはAの心理状態は説明してる。さっきちゃんと来たからね、と連絡もあった。
よし、これでひと段落。俺は俺の仕事に取り掛かった。
数十分後、
医局に電話がかかってきた。看護師から受け取ると、電話の相手はノブくん。
鈴木『あ、ごめんね、Aちゃんほんとうに頑張ってくれたんだけど、限界来ちゃったみたいで。』
片寄『おっけー、すぐ行く。』
やっぱり厳しかったか、急いで駆けつけると。
片寄『片寄です、……』
鈴木『あ、ごめんね、……ちょっと造影剤が嫌なのかなぁ、直前まで行ったんだけど、涙が止まらなくなっちゃって。』
片寄『ごめんね、了解、ちょっと時間もらっていい？』
検査室の中に入ると、Aが静かに泣きじゃくってて。
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Kate - 続編書いていただきたいです！身勝手なお願いではありますが (1月31日 18時) (
レス) id: f366eea424 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 続きお願いします！！！ (2021年2月7日 0時) (レス) id: f091408b7b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - この小説の大ファンです。毎回更新楽しみにしています。そろそろ続きが見たいです。忙しいと思いますが更新楽しみにしています(^^) (2020年5月22日 1時) (レス) id: 5ef7891912 (このIDを非表示/違反報告)
あん - 頑張っください！ (2020年5月20日 1時) (レス) id: 38b8074328 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴイチゴ(プロフ) - 今度は自分が看護師になって臣君達と一緒に小児科クリニックとかで治療したりする。というのを書いてほしいです！！ (2020年5月10日 21時) (レス) id: a073860beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岩田柊架
| 作成日時：2019年2月7日 21時
