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佐野side
それから数時間。
Aちゃんの隣のベッドの患者さんが急変して慌ただしい時間を過ごした。
なんとか山場は超えて落ち着いた。
もう夜中の3時過ぎ。さすがに、とは思ったけれどまぁばたばたして起こされてしまった患者さんもいるかもしれない、と少し巡回する。
佐野『……、え、起きてたの、』
『……、っ、だって、っ、んぅっ、』
佐野『どした、……ごめんごめん、怖かったか。ごめんよ、びっくりしたよなぁ、』
多分、処置の声で目が覚めたんだろう。
緊迫した雰囲気で言うに言えず、ずっと怖いまま
起きて過ごしてたんだろう。
『……んっ、ごめ、なさい、……』
佐野『謝らなくていいの。ごめんなぁ、もう大丈夫だからね。よしよし、……』
あんまり無理はさせられないけど、少しベッドを起こして呼吸しやすくする。ただ、パニックになってしまったのか、過呼吸のような呼吸になってきた。
佐野『Aちゃん、ゆーっくり先生と呼吸しようか。先生の目見て、うん。……ふーっ、そうそう、ふーっ、上手上手、……』
看護師が気づいて袋を持ってきてくれたから比較的早く治った。
術後の体に過呼吸は堪えたんだろう、それと薬の眠気も相まって、体を支えているとぐらっと倒れてそのまま寝てしまった。
佐野『大丈夫だからね、……大丈夫大丈夫。』
朝までしっかり寝てくれて、幸いあまり夜のことも覚えておらず。
数日で、一般病棟に移っていった。
早く元気になりますように。
……
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Kate - 続編書いていただきたいです！身勝手なお願いではありますが (1月31日 18時) (
レス) id: f366eea424 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 続きお願いします！！！ (2021年2月7日 0時) (レス) id: f091408b7b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - この小説の大ファンです。毎回更新楽しみにしています。そろそろ続きが見たいです。忙しいと思いますが更新楽しみにしています(^^) (2020年5月22日 1時) (レス) id: 5ef7891912 (このIDを非表示/違反報告)
あん - 頑張っください！ (2020年5月20日 1時) (レス) id: 38b8074328 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴイチゴ(プロフ) - 今度は自分が看護師になって臣君達と一緒に小児科クリニックとかで治療したりする。というのを書いてほしいです！！ (2020年5月10日 21時) (レス) id: a073860beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岩田柊架
| 作成日時：2019年2月7日 21時
