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白濱side
白濱『ちょっと休憩、大丈夫大丈夫。』
看護師『大丈夫よー、あららら、涙が。泣かないでー、笑』
今日の外来の看護師はみんな気のいい優しい人たちで。Aちゃんの様子もちゃんと見てくれて、声かけもうまい。
すーっと頬に涙が落ちて、また目線が合わなくなってしまった。
白濱『Aちゃん、こっち見て。……ふふ、やっと目があった。エコー怖かった？』
『…………、……』
白濱『それともまた別のことが気になっちゃう？』
『……、前の先生、お腹が硬いと診察できないって帰されてたんです、お母さんにも怒られて……また硬いと……力抜いてるはずなんだけど、……』
白濱『……そっか。それは大変な思いしたね。
……だけど、俺たちはそんなことしないから。上手く力抜けないんだったら、抜けるまで待つ。大丈ー夫、そんな心配しなくていい。な？』
『……、はい、』
白濱『ん。……あ、今ちょっと柔らかいね。そのままリラックスしてたら終わるからな、……そうそう、上手、……』
力が抜けないとか、検査が痛いのは患者さんが悪いんじゃなくて、こちら側の力不足ということもある。
高校生のAちゃんが責任を感じることはないのに。そのことを伝えると安心したのか、さっきとは別人のように体がリラックスした。
白濱『エコー当てるね、ちょっと冷たいよ……』
エコーも落ち着いて受けてくれた。
ただ、筋腫の位置が悪くていまいち大きさなどの情報が把握できない。
最善策はやっぱり内診で。
白濱『はい、もう終わり。お疲れ様、よく頑張りました。……、ただ、筋腫の位置がいまいち確認できないんだ。ほんとは内診したいところなんだけど、無理そう？』
『……』
また一気に体が硬ってしまった。
白濱『今日はちょっと無理だって言うことなら、今日はなしってこともできるよ。』
『……』
白濱『ただ、また内診に来るの緊張しちゃうんなら、さっきみたいに力抜いて今日受けて帰ったほうが気は楽なのかも。さっきみたいにしてたら、痛みはほとんど感じないよ。』
『……やる、』
白濱『頑張れそう？、……よーし、笑
力抜いてたら、すぐに終わるけど上手くできなくなっちゃっても焦る必要ないからな、ちゃんと痛くないようにするから、何にも心配しなくて大丈夫。』
『……はい、』
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Kate - 続編書いていただきたいです！身勝手なお願いではありますが (1月31日 18時) (
レス) id: f366eea424 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 続きお願いします！！！ (2021年2月7日 0時) (レス) id: f091408b7b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - この小説の大ファンです。毎回更新楽しみにしています。そろそろ続きが見たいです。忙しいと思いますが更新楽しみにしています(^^) (2020年5月22日 1時) (レス) id: 5ef7891912 (このIDを非表示/違反報告)
あん - 頑張っください！ (2020年5月20日 1時) (レス) id: 38b8074328 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴイチゴ(プロフ) - 今度は自分が看護師になって臣君達と一緒に小児科クリニックとかで治療したりする。というのを書いてほしいです！！ (2020年5月10日 21時) (レス) id: a073860beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岩田柊架
| 作成日時：2019年2月7日 21時
