EXILE 医療センター19

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Aside


もともと生理痛がひどくて、病院には一度いったんだけど薬が効かず。

おまけに少し先生が怖くて、痛みを我慢するようになった。

けど、学校の集会で痛みに堪えられず倒れてしまって、そこからセカンドオピニオンを考えてここの病院に来た。


病院は綺麗だし、受付の人もカウンセリングの看護師さんも優しい。



診察室に入ると、緊張してしまって痛みのことも全部お母さんに任せっきり。


診察をするからお母さんは退室して、そこで初めて先生の顔を見た。


イケメンだし、優しいし、話をよく聞いてくれる。ずっと気になってたけど、言えなかった出血のことも話した。




いよいよ診察。内診をするから別の部屋に案内されて。



怖いし緊張するしなかなか着替えが進まない。

どうしよう、早くしないと。



そのとき看護師さんが、

看護師『どう、着替え進んでるかな。

怖い？、そうだよね、怖いよね。

それ片寄先生も知ってるし、もちろん私たちも知ってるから全然焦らなくても大丈夫。


……ん、じゃあここの椅子に座ってね。

タオルかけるね、……大丈夫、大丈夫。』



優しい看護師さんが着替えを手伝ってくれて。


ようやく椅子に乗れたけど、恥ずかしさと怖さで手汗が止まらない。カーテンが余計に怖い。



片寄『準備できたね。そしたら、椅子が動きます。危ないからじっとしててな、力抜いてだらーんだよ。』



そんなのできない。怖い。



カーテン越しにそういわれて、ちょっと泣きたくなった。そのとき。


さっと目の前のカーテンが開いて、


片寄『Aちゃん、一回深呼吸してみようか。大丈夫大丈夫。


先生が力抜いてふーって息吐いてって言ったら、ふーってやってみような。ちょっと気持ち悪いけど、そんな時間しないから。

……ん？、カーテンないほうがいい？

オッケ、じゃあ始めます。』


椅子が上がって、足が開いていく。

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