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岩田side
しばらくAを抱き包む形で背中をぽんぽんと叩いていると、ようやく落ち着いてきた。
それまでは何をしてもダメだったらしく、その様子をみたスタッフたちは安心して帰っていった。あとで謝らないといけないなぁ。
ふたりになってもなお、俺のスクラブをぎゅっと握って腰に抱きついてくる。
岩田『大丈夫大丈夫…、大丈夫だよ、A。』
『……っ、……』
ちょっと眠そうだけど、離れちゃうかもと思うのか俺が少し動くだけで起きてしまう。
岩田『A、今日また小児科の病棟で寝んねしよう、先生と一緒に降りよう、な。』
『……んっ、……ゃ…』
岩田『なんで?そっちの方が先生居られるし、他の先生もいるよ。』
『……んぅ……っ、』
よくわかっていないのか、不安げに泣き出してしまった。
でも、その方がいいだろうと思って小児科の病棟に降ろしてくる。
小児科の言葉で表すことができない独特の安心感がある雰囲気を感じたのか、そこからは寝るのが早かった。
ただ、やっぱり離れていた障害は大きくて。
看護師『岩田先生、Aちゃん起きて泣いちゃいました、』
岩田『分かった、すぐいく、』
それからも頻繁に夜泣き、昼も情緒不安定で極度に緊張状態になったり。
岩田『Aー、どしたぁ、』
『……うぇ……んっ、んっ、…っ、』
岩田『ん、ん、よしよし。苦しくなってきちゃったな、お口でふーーって息吐いてごらん、吸うだけじゃなくて吐こうな、ん。よしよし、大丈夫よ。』
『……っ、んっ、んっ、……んっ、☆¢◆£‰♂っ、』
岩田『A、お口でゆっくりお話しよう。わーって言っちゃうとお話しずらいもんな、ちゃんと聞いてるよ。大丈夫大丈夫、』
『……っ、ごめんなさいっ、Aがっ、言うこと聞かないから、っ、ばいばいっ、しちゃって、』
岩田『違う。それは絶対違うよ、』
『……?』
岩田『Aが嫌で変えたんだなんて思わないで、俺もそう思われるの悲しいよ。』
『……せんせ、も、わがまま、言わないから、っ、おいてかないで……』
岩田『……ごめん、ごめんなA。そんな風に思わせちゃってごめん。だけど、絶対そうじゃないから。』
『……っ、ん。』
岩田『……、考えちゃってしんどかったね、ごめんな、』
『……っ、、』
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美紀 - LDHグループ大好きです最高です (2018年12月8日 9時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - いつも見てます!パスワード教えていただきたいです! (2018年8月11日 10時) (レス) id: cec9f9336e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみー - いつも愛読させてもらってます!この作品の大ファンです!パスワード教えていただけたら嬉しいです (2018年8月10日 23時) (レス) id: 81d4a02054 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!!続きが見たいのでパスワード教えてもらえませんか? (2018年8月10日 22時) (レス) id: 79ab4e1058 (このIDを非表示/違反報告)
アキ*愁稀*(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいています!これからも更新頑張ってください!応援しています!よければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします! (2018年8月9日 0時) (レス) id: 91d7eac5af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:岩田柊架 | 作成日時:2017年10月19日 2時