EXILE 医療センター19

▽ ページ42

山下side


トイレから帰ってきたAをベッドに入れ、お腹のあたりをゆっくり擦る。


山下『今はとりあえず寝よな。仕事はあとでやろ。……眠いな、寝んね。』



赤ちゃんみたいで、寝転ぶとすぐにうとうと。


『……い、たぃ……』


山下『痛いなぁ…、ん。撫で撫でしてるからなぁ、』



『………、片付かなかったら、どうしよう。』

山下『仕事？………うーん、あと何が残っとん。』


『……あとデータの合計出して、打ち込んで……』



山下『それくらい俺も手伝えるわ。やから、安心して寝なさい。』



寝る直前にやっぱり思い出してしまったんやろう、


俺がそういうと、安心したようにぐっすり。






……一時間半くらいして、目が覚めたみたい。


山下『おはよ。すっきりした？』


『……ん……』


山下『まだちょっと顔色悪いなぁ。

まぁでも、仕事気になるよなぁ。


……とりあえず、お腹空かん？』


『……空いた。』


山下『ほんなら、何か食いにいこ。』

『……健ちゃん、ほんとに手伝ってくれる？』


山下『いうたやん、笑』


『…ごめんね。』


山下『ええんやで、気にせんで。みんなしんどいときってあるし、いっつもよー頑張ってるもんな。


ちゃんと手伝うで。だから元気出して。笑

健ちゃん、そういうの得意やから。』



仕事熱心なんはええんやけど、休み休みやで。

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