EXILE 医療センター19

生理痛 ページ41

山下side


『あ、健ちゃん、洗濯回してなかった…もー。』

山下『ごめんごめん、忘れとった。』


『もー、昼は料金上がるんだから。』


Aが珍しくカリカリしてる。

というのも生理2日目で、生理痛が一番ひどい時期。

イライラはもちろん、腹痛も頭痛もあるし、たまに眠気もあったり情緒が不安定になったり。


いつもならゆっくりしてなるべく痛みを和らげたりするんやけど。


今回はAの仕事の残業があって、しかも期限が迫ってることからゆっくり休めへんみたい。


昨日も一昨日も充分に眠れずで、効く薬も効かへん。


俺が忘れとった洗濯を回してから、急いでパソコン作業。



近づかんといてオーラがあるような気がして、俺も隣で文献を読んだりして時間を潰す。



それからどれくらいかたった頃、隣でパソコン作業をしていたAが焦ったり、イライラし始めた。


声には出さんけど、なんとなく分かる。



なんか飲みもの持ってきたろ、と思ってキッチンに向かい帰ってくると、
ぽろぽろと涙が出てきてしまったらしい。もう限界なんやなぁ。



山下『もうあかん。ちょっと休憩。笑』


後ろからぎゅうっと抱き包むと、もういっぱいいっぱいやったんやろう、脱力して弱々しく泣き始めた。


山下『よー頑張った。ちょっと休憩、そないに詰め込んでもできへん。』


『…だって……だってぇ……』


山下『眠いん？笑、ちょっとだけ寝よか。ちょっと休まなお薬効かへんよ。』



泣きながらふわぁーっとあくびが出た。

かわいいなぁ。笑、


ちょっと寝よう。と声をかけるとすんなりこくんとうなづいた。



『健ちゃん、トイレ………』


山下『おー、いっといで。』


『……ん……』

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