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Aside
ナースコールを鳴らして鈴木先生が来たとき、よかったと思った。
私が針が怖いことを知ってくれてるし、女の看護師さんはちょっと怖い。
鈴木『ちょっと深呼吸してみよう。
汗拭こうな……、うん、大丈夫大丈夫。』
点滴漏れをしたらまた点滴の針を刺さなければいけない。だから我慢したかったけど、どうしても痛くて。
冷や汗が止まらない。
寒くないのに体が震えて。
呼吸が苦しくなってきた。頭の中は針を刺すことでいっぱいで。
鈴木『おぉ、苦しくなってきたな。
Aちゃん、俺の目見て、うん。
ゆっーくり吸ってー、大きく吐いてーーーー、上手上手。
続けような、……』
呼吸が上手くできなくなって、上手く座れない。
すると鈴木先生が隣に座って体を支えてくれて。
背中を支えてくれて目を見て落ち着かせてくれる。
鈴木『そのままな、……落ち着いてきてるからな…』
先生の暖かい体温で少し安心する。
『……も……大丈夫……』
鈴木『ん。ちょっとお水飲もう、……』
呆れちゃってるんだろうなぁ。
もう放っておかれちゃうのかも。
そう思うと、不安で。だけどやっぱり怖くて。
鈴木『なんとなーく、考えてること分かるんだけど。そんなに唇ぎゅうって噛んだら痛いよ。
頑張ってくれたの、知ってるよ。
ごめんな、痛かったな。』
実はこの点滴は二回針を刺すのに失敗されて。必死に頑張って我慢したんだけど、もともと血管が細くて。
鈴木先生がやった訳じゃないし、その人が悪い訳じゃないのに。
優しく腕を撫でてくれる。
鈴木『泣いてもいいし、先生のこと嫌いになってもいいから。だけどこれだけはやんなきゃだめなこと、嫌でも分かってるもんな。えらいえらい。
……あ、ちょうどよかった。涼太くん、』
ちょうどそこに陰内学級の片寄先生。
片寄『どしたの、……あ、おっけ。』
鈴木先生のジェスチャーで分かったみたい。
片寄『痛かったらぎゅうってして痛いの分けて。ね。えらいえらい、頑張ってるんだね。』
そういうと、膝の間に座らせられて。
後ろからぎゅっと固定される。
もう逃げられない。
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美紀 - LDHグループ大好きです最高です (2018年12月8日 9時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - いつも見てます！パスワード教えていただきたいです！ (2018年8月11日 10時) (レス) id: cec9f9336e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみー - いつも愛読させてもらってます！この作品の大ファンです！パスワード教えていただけたら嬉しいです (2018年8月10日 23時) (レス) id: 81d4a02054 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！！続きが見たいのでパスワード教えてもらえませんか？ (2018年8月10日 22時) (レス) id: 79ab4e1058 (このIDを非表示/違反報告)
アキ＊愁稀＊(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいています！これからも更新頑張ってください！応援しています！よければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします！ (2018年8月9日 0時) (レス) id: 91d7eac5af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岩田柊架
| 作成日時：2017年10月19日 2時
