EXILE 医療センター19

これからのこと ページ34

院内学級の続きです。

Aside

最近調子が悪い。

花粉が気管支に影響して発作もよく起きる。

それが怖い訳じゃないけど、なんとなく院内学級をサボり気味。

片寄先生も時々来てくれるけど、なんとなく気分も乗らず。


今日もさぼっちゃった。

今日もベッドでごろごろしてると。


片寄『Aちゃん。』


片寄先生が来てくれた。全然院内学級に行かないから呆れてしまったのかと思ってた。


片寄『おはよ。』

『…おはよう、ごめん、今日も行かなかった。』


片寄『ううん。笑、……あのね、しばらく話してないなぁと思って。

ちょっとふたりで話せる時間作れる？』


『………うん、』


片寄『大丈ー夫、お説教とかじゃないから。笑

ただ、ちょっと話したいだけ。』

もう誰とも話したくない、と思ってたけど、片寄先生となら少しだけ話せるかも。



片寄『じゃあ今日の二時に教室おいで。』






……二時になり、教室へ。


数原『お、久しぶりー。笑、勉強しにこんでもええから、いつでも顔出しな、待ってるから。笑』


片寄『お、来た来た。

ここで話すのもいいけど、せっかくだから場所移そっか。気分は大丈夫？

……ん、じゃあ行こう。』


しばらく歩いてきたのはテラス席に近い大きな窓のある場所。

花粉がまだすごいから外には出れないけど、だけど外がよく見えて外にいれる感じがする。


片寄『初めて来た？笑、ふふふ。

……お外は出れないけど、病院探検してみても面白いかもね。』

『………ん、』

片寄『んー？どした、……言いたいことあったら、言ってごらん。

我慢しちゃうのが悪いとは言わないけど、自分の気持ち伝えるのも大事だからね。』

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