EXILE 医療センター19

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町田side

ひとしきり泣いてちょっと疲れたみたい。

町田『……今日さ、お口からにしろお鼻のチューブにしろ、栄養は体に入れてあげないといけないじゃん。

どうする、どっちにしたい？』


『……食べる、』


町田『大丈夫？無理してない？』

『……だいじょぶ、』


町田『じゃあ…、先生サポートするからちょっとだけやってみよっか。』


顔の表情も慎重にみて判断した。

口から食べたい、という人でも無理してそうな顔とか仕草でだめだと判断することもある。

だけどAちゃんは食べたい願望はあるから、サポートしたらうまくいくかもしれないな、と思い。


町田『じゃあ、お願いしてくるね。』


物を食べるには唾液量、噛む力、飲み込む力、食べたいと思う食欲が必要。

食欲以外の力はあると思うから、あとは気持ちを折れちゃわないように保つこと。



夜。



町田『……お口開けてー。笑。

ん、もぐもぐ。そうそう上ー手。

ごっくんできる？あ、お顔まっすぐして。

ん。あ、できたんじゃない？笑

食べれたよ、すごいじゃーん。笑』

お粥一口だけどちゃんと飲み込めた。

食べさせて食事トレーニング始めようと思ったら、すぐに飲み込めた。やっぱり、ひとりで食べるっていうこと嚥下障害を起こしてたっていうのもあるんだろうな。


あと、お粥にAちゃんの好きなふりかけをかけてみたりゼリーを用意したり。


Aちゃんにもやっと少し笑顔が戻ってきた。




それから数日間、食べるときにAちゃんのそばに誰かいてもらって固形物が食べられるまで改善した。


岩さんが、頑張ってるから、とアイスをくれてそれも食べられるようになった。


食べられることにも安心したけど、笑顔が戻ってよかった。

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