EXILE 医療センター19

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岩田side


朝、Aの泣き声で目が覚めた。

岩田『なぁに、まだ7時だよ、笑』

『……ごめんなさい、っ……』

岩田『謝らないの、……先生たちが悪いんだから。ごめんな、いっぱいいっぱいになってたな。』


『……せんせ、わるくない……っ、』


岩田『……ふふ、謝んなくていいからね。先生ちょっと着替えてくるな、』


やっぱり謝ってきた。Aが悪いわけじゃないから、こうやって悪いと思わせてしまったこと本当に申し訳なくて。


鈴木『おはようございます、早いですね、』

岩田『おはよ、ちょっとAがね、』


鈴木『聞いてます、大変でしたね、』

岩田『うん、多分しばらく不安定なの続くだろうから注意しといてな、体調が回復すればちょっとはよくなるんだろうけど。』

鈴木『そうですね、……まだしばらく点滴も続きそうですね、』


岩田『とりあえず、なんかあったら知らせてね、』

伸之なら優しいし、面倒見もいいから大丈夫だろう。


その日は点滴もコールも俺か伸之か、顔見知りの看護師だけにした。治療以外であんまり刺激しないように。




岩田『A、診察させてな。大丈ー夫、前あけるな。……はい、いいよ。

今日は点滴3回だけ頑張ろうな。』


『………っ、……』

岩田『やだなぁ。A。

だけどこれやんないと倒れちゃうんだよ、A。だから、泣いてもいいから頑張ろう。』


『……せんせ……』

岩田『んー？』

『……A、良くなる？っ、…』

岩田『……大丈ー夫。ちゃんと結果出てるから。だって考えてよ、昨日5本点滴してたけど、今日三本だよ。』

『……ん……』

岩田『不安だよな。でも頑張ってるよな。偉いな、』



ぎゅっと手を握って優しく抱き締める。


大丈夫だよ、ちゃんと良くなるから。

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