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岩田side
涼太の声がした気がして顔をあげると、Aがだっと走っていくのが見えた。
なんかあったな、と思って急いで追いかけて、
岩田『A、走っちゃだーめ、どした、』
『やだやだやだやだやだやだやだやだ、……っ、離してぇっ、』
岩田『A、わかった。大丈ー夫、大丈ー夫。落ち着け、な?
嫌なの分かった、よしよし大丈夫。』
声をかけても落ち着いていきそうにない興奮状態で俺を拒絶するAを見て、ずいぶん無理をさせてしまったことを感じた。
片寄『岩さん、』
岩田『涼太、とりあえず鎮静剤持ってきて、あとガーゼ、』
点滴の針が当たったのか、Aの腕が血だらけになってる。
『やだぁっ、……て、て……』
岩田『大丈ー夫、こっち見てような。
……、ありがと涼太、俺抑えてるから涼太打って、………Aちょっとちくってするよ、……もう終わりな、頑張った頑張った、』
『やだやだやだ…っ、いたいっ…』
岩田『大丈ー夫、ごめんな、……』
ふたりで手当てをし終えた頃にはうとうとし始めてて。
岩田『眠たいね、寝んねしような……、ここ先生いるから、……よしよし…』
俺の胸でぐっすりようやく眠ってくれた。
片寄『すみません、』
岩田『なんで謝るの。』
片寄『ずっとAがしんどそうにしてたの知ってたんですけど、…』
岩田『ずっと見ててくれてたんだよな涼太、ありがとな。
こっちがやめてあげたいって思ってもやめられないのが医者の役目だよ。
俺だって見てて辛いし、本当は叱るなんてしたくないけど、やってるんだから。涼太が気にすることじゃない。誰が悪いんでもないよ。』
涼太にそう声をかけてAを部屋に連れていく。
これなら朝まで起きないだろうから、点滴繋いでおこう。
だけど万が一のために、今日はここで寝よう。そばにいてあげたい。
そう思い、隣で朝まで眠った。
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美紀 - LDHグループ大好きです最高です (2018年12月8日 9時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - いつも見てます!パスワード教えていただきたいです! (2018年8月11日 10時) (レス) id: cec9f9336e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみー - いつも愛読させてもらってます!この作品の大ファンです!パスワード教えていただけたら嬉しいです (2018年8月10日 23時) (レス) id: 81d4a02054 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!!続きが見たいのでパスワード教えてもらえませんか? (2018年8月10日 22時) (レス) id: 79ab4e1058 (このIDを非表示/違反報告)
アキ*愁稀*(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいています!これからも更新頑張ってください!応援しています!よければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします! (2018年8月9日 0時) (レス) id: 91d7eac5af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:岩田柊架 | 作成日時:2017年10月19日 2時