EXILE 医療センター18

#生理 ページ7

#番外編

田崎side


田崎『俺ちょっと用意あるからここで待ってて。

座ってんの辛いんなら、ここ寝転がってな。』


『わかった。』


田崎『…よしよし、ならあとで。』


少しミーティングがあるから、産婦人科の待合室にAを置いていく。

昨日から少し遅れの生理でぐったりのA。

鉄剤だけでも入れてやろうと病院に連れてきた。


さっとミーティング終わってほしいと思いつつ、医局に向かう。



登坂side


今日は岩ちゃんと小児科外来担当。


赤ちゃんとお母さんが一緒に来れるように、と産婦人科と小児科は隣にあるんだけど。


まだ外来開いてないのに、イスに座る女性が。

岩田『誰ですかね。』

登坂『んーー。入院患者かね。』


そのときその女性が、さっと倒れた気がして。



急いで駆けつける。



岩田『わかりますかー？』


登坂『意識あるね、……ん、どうしました？』


何かを伝えようとしてる。


『……ちゃん、敬ちゃ、ん…』


登坂『敬ちゃん、…田崎先生のことですか、』


こくっとうなづいた。


ちょうどいいタイミングで敬浩さんが帰ってきた。


田崎『A、ごめんな、

臣も岩ちゃんもごめんな、』


岩田『いえいえ、大丈夫ですか？』


田崎『ん、ちょっと生理で貧血みたい。

鉄剤入れてあげようと思って、連れてきたんだけど。』


立てるかな、と敬浩さんが支えるものの立つのも辛いみたいで。


俺たちも少し支えつつ、診察室へ連れていく。


田崎『ここ横になれる？

そのまま点滴しちゃうな、』


想像以上にぐったりしてる。

ひどい生理痛なんだろう、と思っていたけれど、ちょっと怪しい。


生理だけど、ちょっと診察しようかな。


田崎『A。ちょっとごめん。』


さりげなく血の量を確認。

結構多いな、かなり貧血っぽい。


田崎『A、診察頑張ろっか。

心配しなくていいよ、念のため、な？』


不安げなAの顔を見てると、俺も心配になってくる。

だけど、冷静に安心させるようにゆっくり説得して。

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