EXILE 医療センター18

#研修医 ページ4

#4歳設定

岩田side



朝9時。

今日からこの科も研修医の子が3人来る。

そのうちのひとりを俺が担当することになり、研修医のミーティングが終わり次第、一緒に回診に。


片寄『岩さん、片寄です。

しばらくの間よろしくお願いします。』


そういって駆け寄ってきたのは、片寄涼太。担当の研修医。

岩田『岩田です、よろしくね。笑』

実は少し前から知ってて。他の研修医や担当医は緊張した感じだけど、ここは穏やかな雰囲気。

早速ざっとある程度のことを教えて、回診へ。


回る子回る子に、涼太を紹介する。


優しそうな雰囲気に、にこにこ笑顔は少し緊張していた子たちを解していく。


そして最後にあの子の部屋へ。


岩田『……あれ、いないな。

ちょっとプレイルームに行こっか。』

たぶんあそこで夢中になって遊んでるはず。笑


その姿を想像して、ふふっと笑っていると、

片寄『その子どんな子なんですか？』


岩田『んー。笑

4歳なんだけど、喘息とか心臓の病気で少し言葉が遅れてるんだ。あと家庭も少し複雑で昔から人の顔色伺うタイプ。

でもすごいあまえんぼうで、にこにこしてて、泣き虫で、健気で。笑

さっき見たと思うけど俺あんまりちっちゃい子診てないから、新鮮ですっげーかわいいの。みんな可愛いんだけどね。』


片寄『なんか、聞いてるだけで可愛いですね。笑』


岩田『でしょ、笑

だけど、ちょっと人見知り激しいんだ。まぁ、涼太ならすぐ慣れてくれると思うけど。』


そんなこんなでプレイルームの前に。


岩田『Aー。


朝からあんぱんまんで遊んでるの。笑』

『…あっこ。』


岩田『あっこするの？

ほら、おいで、』

片寄『おはよう、Aちゃん。』


『……』


岩田『おはようだって。

おはようって言ってごらん。』

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