EXILE 医療センター18

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今市side


静かに少しでもAちゃんが思っていることを言えるように待つ。


手術が怖い、やだ、と打ち明けたAちゃん。


背中に手を当ててまだ落ち着いていないAちゃんを優しく見つめる健ちゃん。この様子を見ていると、ずいぶん怖い思いをさせてしまっていたと思った。


今市『そっかそっか。うん。

どうしても怖いなら手術しないで様子を見てみてもいいんだよ。そうする？』

『……やだっ、やだぁ…』


今市『やだかぁ。…Aちゃん、手術何が怖い？』

『……痛いもん…』

今市『痛そう？笑

麻酔もするし、術後も痛み止めもちゃんと出すから痛くないよ、大丈ー夫。

Aちゃんが怖くないようになるべくするから。それは心配しなくていいよ、』


『、はい…』


山下『それからなA、隆二は多分俺より優しいし、もっと相談してええんやで。笑』


今市『そうだよ、俺優しいよ。笑

何にも心配要らないから、何でも相談してね、』


少し顔が穏やかになったように見える。


……



次の日



今市『怖くないからね、ちょっとだけ眠ってようね、』


大丈夫だよ、と笑って手を握ると、

『……せんせ、おねがいします、』とゆっくり言ったAちゃん。


今市『うん、すぐだから。起きたら体良くなってるから、ちょっとだけ頑張ろう。』


『……はい、』


それから麻酔をかけて眠ったAちゃん。


……


Aちゃんが起きたとき、健ちゃんも来てくれて。


山下『よー頑張ったやん。お疲れさん。』


『……ん。』


今市『どっか痛いなぁって感じる？

まだちょっと眠たいね、ん。ない？大丈夫だね。』


これから少しまた辛いこと続くけど、頑張ろうね。

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