EXILE 医療センター18

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岩田side


それからしばらく寝てたA。

少し熱もあって、免疫が少し弱くなっているのが分かる。


岩田『ここ数日体調変わりやすいだろうから、よく見ててな。あと、なんかあったらすぐ知らせて。』


何かあって対応が遅れると困るから、看護師を同期のしっかり者にかわってもらった。



でもよく寝てる。酸素も調節してるから、呼吸も楽そう。


布団をかけ直して部屋を出る。


Aは我慢強い。それはいい方に傾くこともあるけれど、悪い方に傾くことだってある。

ちょっとしんどいな、ちょっとおかしいなと少しの異変なら黙っている。それは大きな発作の引き金にだってなることもある。


もう14歳。自分の口で言えるようになればいいころだけど、過去の記憶だって忘れてないだろう。


難しい年頃。反抗期だって始まっていくだろうし。



岩田『……』

哲也『なーに、どした。笑』

ぼーっと考えているところに哲也さん。


哲也『……難しいね、Aのこと考えると正解がないな。


…だけど、Aからしたら頑張ってるんだろうとは思うよ。この前も、臣のところに用事があったらしくて、

でも結構人がいて、臣気づかなかったの。どしたんだろ、と思って助けようと立ったときに、登坂先生ってちゃんと呼べててあー成長したなーって嬉しくなった。笑』


岩田『えー、そんなことが。笑』


哲也『ん。岩ちゃんはずっと診てきてるから、変わらないかもしれないけど、ながーい目でみたら成長してるんだと思うよ。』

確かにそうかもしれない。

これからも変わらず長い目で見ていかなければいけないな。

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