EXILE 医療センター18

▽ ページ21

岩田side


鉄剤の副作用か、気分が悪くなり始めたみたいで初めはベッドに座っていたのにそれすら辛くなり始めたみたいで。


岩田『よっかかっていいよ、無理しないで。気分悪いな、よしよし。』


『……眠たい。ちょっと寝ていい？』


岩田『うん、寝不足なの？』


『テストだったんだもん。』

岩田『そっか、そんな時期か。

ならゆっくり寝てな、まだ点滴も残ってるし。』


『…先生、ご飯食べるでしょ、んで戻ってきてくれるよね、』

岩田『強引だなぁ、笑

わかった、なるべく早く帰ってくるからいい子で寝ててよ。』


『はぁーい……』


大きいあくびをして今にも寝ちゃいそうなAにそっと毛布をかけて部屋を出る。






……



岩田『お疲れ、寝てる？』

看護師『うん、もうぐっすり。』

顔色もまだ少し青いし、相変わらず華奢な体が気になるけどまぁ日がたてば改善されてくるかな。


起こさないように静かにデスクワーク。幸い、午後診はなく、処置室での仕事も可能。


時々様子を見つつ、入れられそうだからもう一本栄養剤も入れた。



『……うぅぅ……』


岩田『ん、どした、』

『……さむ、い……』

岩田『たくさん水分入れてるからな。

もう一枚毛布かける？』

『…うん、』

岩田『…目覚めた？』

『うん、……っー。』


大きく伸びをするA。


岩田『多分ね、免疫が少し弱ってきてるんだと思う、しっかり睡眠取ってご飯もちゃんと食べること。多分、それで良くなるから。またなんかあったらいつでも連絡しておいで。』

『先生、いつ時間大丈夫になる？』

岩田『そんなの気にしなくていいんだよ、お仕事の時は出れないし、用事があればいつでもいいよ。他の先生でも全然大丈夫、しんどいならいつでも連絡しておいで。』


『はぁい。』


岩田『ん、なら外まで送ってく。』


最近暑くなってきたからまた体調崩すだろう。ちゃんと連絡するんだよ。

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