EXILE 医療センター18

#腰痛 ページ19

山下side

はぁー疲れた。

時計を見るともう昼の4時を過ぎた頃。

9時から始まった後輩ドクターの手術で予想外の大出血が起きたと要請があり、そっから約7時間立ちっぱなし。

正直腹も空かんぐらい腰と肩が痛い。


明日に差し支えるわぁ、どうしよ、とぼーっと考えていた時。


今市『あー、健ちゃんお疲れ。大変だったね。』

整形外科の隆二が医局に入ってきた。

今市『なんか顔色悪いねぇ。

ごはん食べれてないでしょ。』

山下『飯より何より腰が痛すぎて何もできんー。』

そう言って机に伏せると、

今市『健ちゃん、整形おいでよ。

今からだけど、軽く治療できるよ。

明日にも差し支えるだろうし、何よりめっちゃ顔色悪いよ。』

山下『ほんならお願いしていい？』


隆二について、整形外科の処置室までいく。

今市『ここにうつ伏せね。ちょっとさわるよー。』


痛いところがよく分かってるんか、適所適所で押さえてくる。


今市『だいぶ張ってるなぁ。じゃあかるーくマッサージして、電気流すね。』

少し抑えられただけでも結構いたい。


今市『はぁー、結構前から痛かったんじゃないのー？めちゃめちゃかたいじゃんー。』


山下『どないかしてくれー。』


いろんなドクターがオペの後に隆二にマッサージを頼むんがよく分かる。


本当に性格がマッサージに出るのか、とても優しく、力づよい。



今市『寝てな、くますごいもん。』


それが聞こえたぐらいで急に睡魔がきてしばらく寝てしまった。

健ちゃん、と呼ぶ声が聞こえて目を覚ました。

今市『だいぶ疲れたねぇ笑

電気強めに流したのに全然起きないから。』

山下『はぁー。

あ、良くなったわ。すご笑』

今市『よかったー笑

んじゃあ頑張ってね、今から外来？』

山下『そそ。まぁ、1時間くらいやけどな。』


だいぶ楽になって良かった。ありがと隆二。

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