花恋2

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晴side



「これはやばいね」



一茶の言葉に全員が無言で頷いた。


「これを知ったらうちの生徒たちがどう思うか。だな。」



海斗が真剣な表情で机の上に広がった写真を手に取った。



「やっぱりダメだよなぁ。。。。」



庶民狩りを辞めたことで、
ただでさえ、C5の信頼が揺らいでいるのに。



「英徳のトップが桃乃園のお嬢さんと恋仲だってバレたら。。。ねぇ。。。」



愛莉が珍しく静かに言い放った。



「しかも、神楽ホールディングスが、白峰財閥と取引しようとしてることがバレたら、社交界にも影響が出そうだね。」


そうなったら、父さんからの信頼もなくなる。



「どうしたらいいんだよ｡｡｡｡」



頭を抱えると、



「白峰とはもう会わない。というのはどうだ？」


杉丸の珍しくまともな意見を聴きながらも会えなくなるのは嫌だなんて。

考えてる自分にいやけがさす。



「だめだよ。それだけじゃ。」



愛梨が明るく笑った。



「え？」

「会わなくなるだけじゃ、全然だめ。」

「じゃぁ、どうすんだよ？」

「大丈夫。愛莉にまかせて」



そう言うと愛莉は笑ってサロンを出ていった。





なんか、やべぇ予感しかしない。

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