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天馬side
「はぁ。。。。」
ため息しか出ない。
あんなこと、したかった訳じゃない。
ただ、
利恵さんが言うように、自分の気持ちに正直にありたかっただけ。
Aの家を振り返る。
おでこに触れた唇がまだ熱い。
「やばい」
本当に、もう幼馴染には戻れない気がしてきた。
でも、音さんとの正式な対面の前に
言っておきたかったんだ。
なんて、自己中心的な感情。
家に着くと、
利恵さんが「早く着替えて来てくださいね」
と僕を急かす。
用意されたスーツに袖を通すと、
気持ちが引き締まる。
音さんに失礼がないようにしよう。
ふと頭を占領するAをよそに追いやって、外に出た。
「こんばんは」
久しぶりに会った音さんは、相変わらず可愛らしかった。
素直とか、純朴さとか、芯の強さって言葉が似合う女性。
僕はこの人を愛せるだろうか。
「天馬くんはどんな映画を観るんですか？」
話題は趣味の話。
「そうだね。。。」
思考は自然とAと観た映画へと移り、Aはいつも映画を見る時はキャラメルポップコーンを食べるよなぁ。
とか、
家で2人で映画を見る時はいつも途中で寝てしまうのに、映画館では絶対起きてるなぁ。
とか、そんなしょうもないことを思い出して笑ってしまった。
「今、楽しかったこと思い出してたでしょ？」
音さんに言われてハッとする。
「すみません」
「ううん。天馬くんが笑っていると私も安心します。」
ふと、音さんの頬に付いたソースに気付く。
「音さん頬に。。。」
「え？」
ジェスチャーで伝えるものの、うまく伝わらず、
あんまり長いことやり取りをすると恥ずかしいだろうと
僕は手を伸ばして、親指で拭った。
「あ。すみません。。」
恥ずかしそうに俯いた音さんを安心させるように笑った。
「あら。すっかり仲良くなって」
利恵さんが笑う。
ふと、視線を感じで振り向く。
ガラス張りの店内。
外は雨が降り出していた。
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あい(プロフ) - ひなさん» ありがたい言葉！ これからもよろしくお願いします(^-^) (2018年7月24日 21時) (
レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 早速の更新ありがとうございます(о´∀`о)読ませて頂きました☆引き継ぎあいさんのペースで書いて頂ければと思います(^^) (2018年7月20日 21時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！更新間隔があかないように頑張ります(^-^) (2018年7月20日 20時) (レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - なかなか無い作品です！続きがとても気になります♪ (2018年7月20日 15時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2018年7月17日 21時
