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「げ。アンタ弁当作ったの？」
キコちゃんが教室に戻ってきたのは、それから数分後のことで、
登坂くんの手元にある弁当を覗いた彼女は
眉間にシワを寄せた。
『それ、どういういみ？』
「え？まんまですけど。」
キコちゃんが私の弁当箱からミートボールをつまんで口に入れた。
「登坂も、まずい時はまずいって言わないと死ぬよ？」
キコちゃんの言葉に頬を緩めた彼の顔は、
私に向ける笑顔よりも優しくて、
あれ？
なんかおかしい。
って、バカな私でも気がついた。
『ねぇ、登坂くんってさ、、、』
私の声は小さすぎて、
2人の耳には届かない。
「佐和田さんって、男っぽいのに女子力高いよね」
「なにそれ。悪口？」
「ちがうよ。弁当また作ってきてよ。」
「気が向いたらね」
2人の世界が出来ていて、
私はただの傍観者。
空になった弁当箱を見て、
嬉しいような、
悲しいような、
どうしようもない気持ちになった。
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名無し14681号(プロフ) - めっちゃ続きが気になります！良かったら友達になってください！ (2016年9月15日 6時) (
レス) id: d30dc04c56 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 読みました（´-`）これからの進展が楽しみです！続き気になるのでよかったら友達になっていただきたいです(._.`) (2016年8月29日 11時) (レス) id: e5ecb9b83d (このIDを非表示/違反報告)
すー - こんな切ない小説はじめてです(；；)続きがきになります！友達になってもらえませんか？ (2016年8月20日 22時) (レス) id: 26cfbeb2ed (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - yuki24さん» ようやく日曜にこぎつけました。笑 最低臣さんが展開されそう、、、笑 (2015年10月21日 22時) (レス) id: 4a945efc3d (このIDを非表示/違反報告)
yuki24(プロフ) - やっときたデートの日 せっかくの髪がボサボサっていう所で 笑ってたら臣女連れで登場！ キコちゃんが好きなんでしょう なんかいよいよお別れムードが…続きになりすぎ〜 (2015年10月21日 22時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2015年9月6日 16時
