嫌いは好き←→好きは嫌い～2～ (ページ26)

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過去～6～ページ26

流血系入ります。
苦手な方は飛ばして構いません！

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カブ｢お前らなんぞ！ガープさんがくればひとひねりじゃ！｣

ナズ｢そうよ！さっさと島から出てい行きな！｣

ナズおばさんが私を抱きしめる腕を強くする。
少し震えていたから、きっと怖かったのだろう。

それでも、私を守ろうと黒ひげ達に立ち向かった。

｢遺言はそれだけか？ゼハハハハ！｣

カブ｢妻と“我が子”に手出しはさせんぞ！｣

カブおじさんは近くに落ちていた
鉄の棒を拾い上げ、黒ひげに殴りかかった。

ザシュッ！

鈍い音が聞こえたと共にカブおじさんの
腕が私とナズおばさんの前に落ちてきた。

カブ｢ぐぁぁぁぁっ！！！｣

ナズ｢あんたぁ！！！｣

『カブおじさぁぁぁぁん！』

血が花弁のように飛び散り、
私の顔にかかる。

ドサッ

カブおじさんが倒れた。
頭の中が真っ白になっていくのがわかる。

カブ｢お前ら…逃げ、ろ……！｣

はっとしたようにおばさんが私の手を引っ張り、
森へ走り出そうとした。

パァン！

『ナズおばさん！！』

発砲音がすると、ナズおばさんの肩から
赤いものが吹き出した。

肩を押さえ、息を荒くしながら
ナズおばさんは私に言った。