嫌いは好き←→好きは嫌い～2～ (ページ16)

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事件～2～ページ16

ちょっと流血系入ります。
苦手な方は飛ばして下さい！

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パァン！

響いた発砲音。

巻き散る赤い液体。

『うぐっ……！』

唸る私の声。

サッチ｢A！？｣

叫ぶサッチさんの声が1番響いた。

弾は左足の太ももを貫通した。
倒れそうになるのを抑えて踏ん張る。

『ティーチさん…何のおつもりですか』

キッと睨みをきかせる。
騒ぎを聞いて隊長達が集まってきた。

ティーチ｢こいつの持っている悪魔の実は俺がずっと手に入れたかった代物だ。殺して奪おうとしただけさ！ゼハハハハ！！｣

『仲間じゃ、ないのですか』

ティーチ｢海賊は欲しいもんは力ずくで手に入れるのさ！！｣

こいつ、人間じゃないと思った。
海賊でも、仲間は大切にするでしょう？
ならばこいつは、なんなの？

『貴方は、この海賊団の船員ではないようですね』

ティーチ｢俺は“黒ひげ海賊団”の船長さ！｣

＿＿＿＿＿つまりは、敵

そうとわかれば、攻撃。

私は素早く腰の刀を抜き、
一気に間合いを詰めた。