嫌いは好き←→好きは嫌い～2～ (ページ15)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:50,400 hit

事件ページ15

宴が終わり、いつも通り片付けをして
寝る支度をする。

今日は私が見張りの番。

マストを登り、見張り台に立つ。
ここだと良く見える。

いつものようにボーッと海を眺めていた。
内心はザワザワ嫌な予感が渦巻いていた。

しばらく時間が過ぎると、
ある2人の話し声が聞こえてきた。

サッチ｢どうしたんだ？ティーチ、こんな時間に｣

サッチさんとティーチさんだ。
また酒でも飲みながら世間話でもするのかな？

でも、ティーチさんの雰囲気が＿＿＿違う。

ドクン、とすごい心臓の音がした。
これは良くない時の前兆。

ティーチ｢おめェ、悪魔の実をどうするんだ？｣

サッチ｢あぁ、別に能力者になるのも悪かねぇな｣

カチャッ…

銃の音が聞こえた。

聞こえた方向を見ると、ティーチさんが
腰に手を回して銃を握っていた。

＿＿＿＿サッチさんが危ない！！

ぐっとしゃがみこみ、足に力を込める。
それから2人の間に向かって飛び込んだ。

『サッチさん！伏せて！！』

それと少し遅れて発砲音が響いた。