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きゅう ページ10

『あぐっ……！？』









ニャンタローは運良く肩から降りて、
物陰に隠れているから大丈夫。







しっかしこれ、息できない……








『い、ずく……！！！』








ググッと手を伸ばせば出久も
頑張って伸ばしてくれた。








出久だけでも助けなきゃ……！









そう思ってもがくけど、
息が出来なくて苦しい。









「もう大丈夫だ！少年と少女よ！



なぜって？私が来た！」









このセリフ……
出久の憧れの……！









「SMASH！！！」









暴風と共にヴィランは剥がれ落ち、
私たちは解放された。









私の意識はそこで途切れた。

じゅう→←はち



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作者名：さくらもち | 作成日時：2018年10月11日 23時

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