愛しい、俺の 【グラファイト】 ページ10
グラファイトside
「ん、っぅ.....、はぁ、...グラファイト...」
「A」
誰よりも愛しいお前の名を呼べば、ふわりと微笑む。
こうして接吻をする時も、抱き締める時も、愛しさがこみ上げてくる。
バグスターである俺が、どうして人間のお前を好きになれたのか。
考えたことは何度もある。が、答えは出ない。
「ね.....もっかいして...?」
甘く、まるで子供でもあやすような声音で求められれば、最早断るすべは俺には無く。
「...ん」
唇を押し当て、腰に手を回す。
薄く開いた口にすかさず舌をねじ込み、
ゆっくりと口内をかき回すとAの腰は分かりやすく揺れる。
「は、ん...っ...」
初めて出会ったのはいつだったか。
俺の一目惚れだった。データ化されたこの体に、電流が走った様だった。
お前のその潤む瞳が、とても綺麗だと思った。
「A...」
名残惜しく唇を離すと、すっかり上気した頬。
腰に力が入らなくなったのだろう、へたりと床に座り込んでしまった。
「ぐらふぁいと.....」
そっと俺の頬に触れる手も、甘いこの時間も。
全てが愛しい、俺だけのA...
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なつ - 失礼しまーす.。とってもステキなお話ですね( *´-`) ところで、リクエストさせていただいてもよろしいでしょうか?大我ほのぼの、きりやんほのぼのが欲しいです><注文多くてすみません;;これからも頑張ってくださーい! (2017年10月22日 15時) (レス) id: c8a40548e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(monograph) - リクエスト募集中! (2017年7月27日 17時) (レス) id: 5475bbf4c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:monograph | 作成日時:2017年7月27日 17時