◎バス停11 ページ12
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A 「 … い 、
い … 今市くん !? 」
.
恐る恐る目を開けると
誰かに包まれるように抱きしめられていて
顔を上げてみると
な 、 ん 、 と
今市くんだった 。
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隆二 「 … 大丈夫かよ 」 笑
… あ 。
笑ってくれた 、 また 。
目尻がくしゃっとなる今市くんの笑顔を見ると
きゅうっと胸が締めつけられる
… 何でかな 。
.
A 「 … ごっ 、 ごめん 」
我に返ると私は今市くんの胸板に手をついていて
慌てて離れようとした
そうしたら
またぐわんとバスが揺れて
.
ぎゅっと今市くんに抱きついてしまった
.
隆二 「 … つかまっとけ 」
なぜか
私の顔を見ないようにして
ぶっきらぼうにそう言った今市くんは
私を支えるために緩く私の手首を掴んだ
.
A 「 … うん … 」
私は
掴まれている腕じゃないほうの手で
今市くんの制服の裾をそっと握った
.
… 暑い 。
… 熱い 。
どっちか分かんなかった
でも
きっとどっちも 、 だと思った 。
.
バスの中はガヤガヤしていてうるさいはずなのに
なぜか遠くに聞こえて
私の心臓の音が
まるで爆音かってくらいに聞こえてきた
.
沈黙が苦しくてとっさに思い付いたことを口にした
A 「 あああのさ 、
登坂くんたちは … ？ 」
隆二 「 そこに居るじゃん 。
ほら 、 あそこ 」
A 「 え ？ どこ ？ 」
.
ぴょんぴょん飛んだりしても
人混みのせいで全く見えなかった
隆二 「 … あははっ 」 笑
結構豪快に笑い出した今市くんに
A 「 えっ ？
え ？
え ？ 」
って間抜けな声で返したら
.
隆二 「 … ちっさいから見えないんだ 」
目に涙を溜めてまで笑ってる今市くんが
そんな言葉を発した
いやいや
周りがデカすぎて ( 男ばっか )
ちっさく見えるだけです 。
.
A 「 … ちっさくなーい ! 」
ふくれっ面でそう言い返したら
それがまたツボだったのか
さらに笑った今市くん
… バカにしてるよ 、 こいつ 。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜耶 - お忙しいのに、わざわざお返事ありがとうございます(＞＜)もう、ずーっとこの小説大好きで、毎日のように読み返してました。笑 無理せず自分のペースで更新がんばってください！私はずーっと応援してます(^^) (2015年4月15日 0時) (
レス) id: 5561f5847e (このIDを非表示/違反報告)
maaya(プロフ) - 亜耶さん» コメントありがとうございます/ _ ; 約2年ぶり？の更新なのに読んでくださる方がいてくれて、、わたしは幸せ者です！ これから少しずつでもちゃんと！更新していきますので、懲りずに読んでくださればうれしいです^ ^ (2015年4月13日 19時) (レス) id: 496823404b (このIDを非表示/違反報告)
亜耶 - 更新ずーっと待ってました！！やっぱり最高です！ (2015年4月4日 3時) (レス) id: 5561f5847e (このIDを非表示/違反報告)
kyi(プロフ) - 続き気になります！更新宜しくお願いします！ (2014年5月28日 7時) (レス) id: f3a6c02b15 (このIDを非表示/違反報告)
アキーン(プロフ) - 続きお願いします♪ (2014年5月11日 15時) (レス) id: 97af8564e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maaya | 作成日時：2013年7月21日 20時
