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「でも大体有名どころの神ってこんな感じっていうイメージが固まってますよね。だってほら、
確かにそれもそうだとコーヒーを片手に頷いた。
コノハナサクヤヒメ。安産の神様だった気がする。コノハナサクヤ、にヒメなんだから、こうふわっとした桜みたいな、ピンクなイメージがある。それが実際ひょろっひょろのゴボウ男だったりしたら幻滅どころの騒ぎではない。
つまりその、人によって見え方が違うというのも実は例外的で、こいつみたいに広く周知されてない奴がそれに当てはまるってことなんだろうか。
でも神様はイメージ。俺の中のタケミカヅチと、別の人の中のタケミカヅチのイメージが違ったら、それはそれで見え方も変わるってこと？ 周りと感覚や想像を共有するのはすごく難しいわけだから、こいつの言い分に倣うならそうならないとおかしいというか……。
「ま、梅原さんの心のどっかで、私みたいな外見の人を求めてるんじゃないですか」
一人悶々としていると投げかけられる。
そう言われじっと見つめられると、なんだか居心地が悪い感じがした。目を逸らし、窓の向こうを眺める。
俺が今見ているこいつは虚像で、つまり俺の欲が生み出した外見というわけだ。そう自覚してみると、なんだか自分がこの女に若干心を開きつつある原因の一端にそれが理由としてある気がしてくる。妙に親しみやすい感じ。自分の心の奥底が暴かれた気がしてならない。照れ臭いような、むず痒いような。
なんとも言えないその感情に黙りこむと、目の前の女は慌てたように言葉を紡ぐ。
「あ、別に悪いことではないんですよ！」
「って言われてもねぇ、なんか俺下心あるみたいですよね」
「でも人間ってそんなもんだとおもいますよ。私が梅原さんの立場だったら多分超絶美男子を想像しますし。山田涼介とか！」
それはそれで振り切れすぎだなぁと思いつつ、目の前で指を重ね重ねに組み「彼、かっこいいですよね〜〜」と甘い声で言う姿に、うまく話題を逸らされたなと感じた。
こいつ、やっぱり色々上手くやってきてるんだな。
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名無し - 普通の夢小説とは違う何とも言えない夢主の存在がたまらないです。まさかファンタジー（？）系でこんなにハマるとは思ってませんでしたほんとに。めちゃめちゃ面白いのでいつも更新楽しみに待ってます。これからも頑張ってください (4月13日 10時) (
レス) @page6 id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 興味本位で見たらどっぷりハマりました。夢主ののらりくらりかわしていく感じがめちゃ好きです。小説の雰囲気も好きです。更新楽しみに待ちます (4月8日 1時) (レス) @page19 id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - たれみみさん» とってもとっても嬉しいコメントありがとうございます〜🥲これからも更新続けてまいりますのでぜひご愛読くださいませ(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)ᐢ コメントもお待ちしております！ (2月19日 20時) (レス) id: 0871b431d8 (このIDを非表示/違反報告)
たれみみ(プロフ) - まほろさんの新作とっっっっっっても楽しみにしておりました。入りからずっと最高です…ありがとうございます…この作品の更新楽しみにこれから生きていこうと思いました。ありがとうございます。 (2月16日 18時) (レス) @page1 id: 2e7d03848e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2024年2月15日 18時
